Love Summerー幼なじみを卒業ー
「今、“煩い”って言った?」



「…………」



…うん、言った;;



「警察でも、俺も1人の男だって忘れてない?」



「…………」



…1人のチャラ男と、認識してます;;



「このクールな顔立ち――…」



「はっ!!?」



…こ、これは……壁ドンッ!?

てか、両手でやるな!

逃げれないでしょ!!



「そそる」



「キモっ;;」



「――人の女に、何してんだ」



「永君っ!」



「せ、先輩……;;」



逃げ方はわからないし、気持ち悪いチャラ男に困り果てたところで有難く、そして嬉しい事に永君のお出まし。



「先輩の、彼女さん……でしたか;;通りで口が悪いわけで……;;」



「「何て?」」



…“口が悪い”?

私が??



「言われるような真似したの――…!」



「久我-クガ-……俺にどうされたい」



「本当に、すみませんでしたっ!!;;」



あんまりなチャラ男に怒鳴ろうとすると、永君に止められた。

しかし、止めたわりに恐ろしい永君に、チャラ男は土下座し、ゾロゾロと、見て見ぬフリして帰ろうとしてた署員さんたちまで足までも止めてしまった。



「クククッ……!」



そんな状況の中で聞こえる笑い声。

…あんた、誰よ!!;;
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