三つ葉のクローバー




その分つまらない毎日に、どうして瑠華達と同じ学校に行かなかったのかと度々後悔した。



後悔をしては、揺らいでしまう。




机にしまった1枚の紙をめくってため息をつく。




【進路希望】
…………担任まで提出。


•第1希望

•第2希望

•第3希望



白紙のままのそれを見つめて、しまいこんだ。






***






「でね!?郁が私になんて言ったと思う!?みんなの前で“俺、処女には興味無いから。ごめん瑠華”って言ったんだよ!?


そもそも!私は告白なんてしてないのに、みんながからかうから否定してたの!そしたら、そんなことに…」



スーパーに着いてから、瑠華はずっとご立腹で、実に愚痴をたくさんこぼしていた。



声を低くして、郁未の真似をする瑠華の話に笑って返すと「笑い事じゃないの!」と瑠華は怒った。



「楽しそうだね」



実はかごを持って、お肉や野菜を入れていく。




今日のメニューはカレーだ。





上機嫌でルーを持ってきた郁未は実のかごに一緒にお菓子も入れた。




「みの!これ使って後でみんなで勝負しようぜ」








< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

カラフルパレット

総文字数/635

恋愛(純愛)3ページ

表紙を見る
1mm

総文字数/308

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る
恋愛温度⤴︎⤴︎

総文字数/393

恋愛(純愛)2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop