オカンみたいな君が好き
「おはよう」
クラスの中はすでに生徒が何人もいて、それぞれに朝の時間を過ごしている。
「おはよう」
その中で親友を見つけた。
「相変わらず仲がいいわねー。朝からイチャイチャしてんじゃないわよ」
「イチャイチャじゃない!」
私は大声で反論した。
だけどトーマもその声に被せてきた。一言一句違わずに。
「そんなに息がぴったりなんだもの、説得力の欠片もないわ」
呆れるような曖昧な笑顔の親友を放って私は1時間目の準備をした。
するとトーマがこっちを見ているのに気づいた。
どことなく心配そうな表情、あの顔は私が忘れ物をしているんじゃないかかと心配でこの上ない……とでも言いたそうだ。
だが生憎私だって常々忘れ物をしているわけではないのだ。
残念でした、と勝ち誇った笑みを浮かべて見せると、何か言いたそうな表情のトーマはムッとしかめっ面をして私から視線を逸らし、黒板の方を向くと溜め息を吐いた。
なんだそれ。
私もイライラして溜め息を吐いた。
そしてチャイムが鳴り響いて、1時間目の授業は始まった。
1時間目の授業は大キライな数学だ。
数学も嫌いだが嫌みったらしい数学の先生ももっと嫌いだ。
そんなことを思っているとその先生__中年で小太りの__がやってきて教卓に教科書類を音をたてて乱暴に置くと、汗をかいた額にハンカチを当てて「えー、では始めます」と言った。
クラスの中はすでに生徒が何人もいて、それぞれに朝の時間を過ごしている。
「おはよう」
その中で親友を見つけた。
「相変わらず仲がいいわねー。朝からイチャイチャしてんじゃないわよ」
「イチャイチャじゃない!」
私は大声で反論した。
だけどトーマもその声に被せてきた。一言一句違わずに。
「そんなに息がぴったりなんだもの、説得力の欠片もないわ」
呆れるような曖昧な笑顔の親友を放って私は1時間目の準備をした。
するとトーマがこっちを見ているのに気づいた。
どことなく心配そうな表情、あの顔は私が忘れ物をしているんじゃないかかと心配でこの上ない……とでも言いたそうだ。
だが生憎私だって常々忘れ物をしているわけではないのだ。
残念でした、と勝ち誇った笑みを浮かべて見せると、何か言いたそうな表情のトーマはムッとしかめっ面をして私から視線を逸らし、黒板の方を向くと溜め息を吐いた。
なんだそれ。
私もイライラして溜め息を吐いた。
そしてチャイムが鳴り響いて、1時間目の授業は始まった。
1時間目の授業は大キライな数学だ。
数学も嫌いだが嫌みったらしい数学の先生ももっと嫌いだ。
そんなことを思っているとその先生__中年で小太りの__がやってきて教卓に教科書類を音をたてて乱暴に置くと、汗をかいた額にハンカチを当てて「えー、では始めます」と言った。