つめたい唇、涙をふいて。
プロローグ
死のう。
次彼とあって幸せに繋がることができたなら。

なんとなく、
なんとなくそう決めた。

3年ぶりに会った彼は10年前と変わらなくて、会っただけで蓋をした気持ちを蘇らせる。

『おじゃましました、泊めてくれてありがとう』

この短いLINEに私の精一杯の大好きとさよならを詰め込んで。
明日から私は行きていく。


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