御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
ほわほわニコニコしながらご飯食べだした麻里花を見つつ
、そりゃ突っ込みたくなる説明だよなぁと思いながら私も説明を続けた。
「この容姿でしょ?だからね、高校の時は毎日彼氏が車で送ってくれてて、帰りは私が一緒に居たけど私に用事がある時はその彼氏が帰りも迎えに来てて。」
「「この子にそんな大人の彼氏が高校時代から居たの?」」
「むしろお迎えは中学生からだって聞いてる。」
「「なんですと!?」」
この2人はホントに仲良いよね。
もはやユニゾン夫婦か!
「その感じを傍から見てたら麻里花を大切にしてて超溺愛なんだけどさ、麻里花いわく幼なじみのお兄ちゃんだからいつもこんな感じよ?って訳で溺愛されてるのにその自覚が麻里花には無いのよ。物心ついた頃から当たり前に居た存在らしいから」
「「はぁー、なるほどね。」」
「その幼なじみの彼氏が張り付いてたから容姿がずば抜けた美少女で現在美女なのに自覚ないわけね?」
そう言う紗希
「その通り。麻里花にはすっごい笑顔で話すのに麻里花の視線が外れた途端に周りの男どもに絶対零度の視線で射竦めてた人だから」
「それはなかなかの溺愛っぷりだね」
と白石くん
「あれ、そんな彼氏には今のこの状態は良いの?男の俺混じってて……」