御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
折角のお揃いだし、私もやっと社会人になって給料も貰うようになった。

食器は私が買おうとしたら彩人くんに止められた。


「麻里花は出さなくていいんだよ?俺の家に置くんだし。その代わり今日はこのお皿使ってご飯食べられる様に料理してくれたら嬉しい。」


「私だって働いてるんだからこれくらいなら出せるんだよ?でも、ここは甘えとくね!頑張って作るから期待してて」

そう言ってやる気を漲らせつつ彩人くんの腕にくっついた。



「麻里花の料理は美味しいから楽しみだよ」

「まだまだママほどには出来ないけどね。ママと最近はよく作ってるからまた少しは腕上がってると信じたい」


笑いながらそう言うと


「桜さんと一緒にやってるなら麻里花も上手になってるよ。楽しみだな」


そう言われて照れつつも嬉しくて2人で微笑み合いながらアウトレットでの買い物を終えてスーパーに寄ってから帰宅した。
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