御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
15階に到着。

15階は会長室に社長室に専務常務などの執行役員の執務室とその秘書達が詰める秘書室がある。

ちなみに秘書室室長は実父の泉健一であるので私としてはあまり緊張しないけど、庶務課の皆さんいわく渋メンの父にその息子でイケメンらしい兄の泉悠斗がおり他の女性秘書やら男性秘書も顔が整ってるらしく目の保養にはなるがその顔面偏差値の高さに耐えられないというのである。

どんだけよ!?と思ったけど確かに皆さん顔面偏差値高くていらっしゃったよ。
ただ、私から見れば幼馴染の専務に比べたらどうってことない。
あれはもはや神レベルだもんね。
なんであんだけ整って産まれたのか。
モデルか俳優でもすればいいのにってレベル。
でもその外見も去ることながら頭もいいのよね。
国内最高学府卒業だしねぇ。

だから社長の息子ってのを抜きにしても30歳という若さで専務執行役員に就いている。

そんな訳でそこにサラッと郵便物を届けて普通に戻って来た私を見て総務部長と庶務課課長により重役への郵便物配布は私の仕事になった。

どうもそのイケメン達や美女達にお近付きになりたい人かその顔面偏差値に空間に居ることが耐えられない人の二択みたいな感じの人しか庶務課に居なくて大体お近付きになりたい人達でその仕事を奪い合ってたらしいが秘書室から苦情が入り郵便物の配布には困っていたらしいのだ。
何とか時間を見繕って部長か課長が届けていたらしく私を見て即その仕事を押し付け専属と決めたお陰で庶務課内の争いも表面上平和になったという訳です。
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