御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
その言葉に両親は顔を合わせて微笑み合う


「一緒に住む、いずれ結婚するならもう結婚しちゃって一緒に住む方が親としては安心だからうちはそれでかまわないよ。」

そう父が言うと


「いずれ結婚するなら遅いか早いかの差でしょう?一緒に住むなら結婚した方が何かと手続きもするから楽だろうし良いと思うわ。」


そう母も言う。


「それでは両家の顔合わせなどは落ち着いてから食事会をしましょう。午後は家に顔を出して了承を得たら早い内に入籍します。麻里花の引越しは次の週末に行います。」


そう言う彩人くんにびっくりして見ると

「うん、分かってる。びっくりしてるだろ?でもホントに俺我慢の限界だから。早く一緒に居させて?」


優しい笑顔に甘いセリフを甘い声で。

うはぁーーー!照れる。


「うん、私も彩人くんと一緒に居たいよ。」

照れつつもそう微笑み返した。


「もう、荷物は送ってあげるから一緒に住んだら?通勤服を何着か持っていけば平気でしょ?」


私たち二人をみてお母さんが言ってきた。


「彩人くんはずいぶん待ってたしな。麻里花がそれでいいならそうしたらいいよ。」

そう穏やかに言うお父さん。


彩人くんは出来る人で反対要素どこにもないものね。

そんな感じで我が家ではトントン拍子に結婚の了承が貰えた上にそのまま一緒に暮らし始めたら?って感じなのでそうさせてもらうことになりそうです。
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