御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
ホントに麻里花が可愛すぎてどうしよう。


あー、早く入籍したい！


とりあえず次の週末の引越しが済んだら入籍する事に決めた。


今週は生殺し週間か。


だが、これまで約20年待ち続けたのだから１週間くらいどうということも無い。

「とりあえず風呂入るか？麻里花先に入っておいで。俺は会社のメールチェックとかあるから。」


そう言うとくっついて胸に顔を付けていた麻里花が顔を上げて見てきた。

「分かった。先に入るね。」


そう言って離れて麻里花の部屋に服を取りに行くため離れて行った。


俺も書斎に行きタブレット端末を持ってきてメールチェックを始める。

返信の必要な所には返信を打って作業が終わる頃麻里花がリビングに戻ってきた。


「麻里花おいで、髪乾かしてあげる。」


これはうちに泊まるといつからか俺の役割になった。
麻里花の天然パーマはなかなかブローが大変で本人もいつも頑張って格闘しているのだが俺がブローすると少し落ち着くのだ。

1度やってあげてから麻里花が泊まると俺がブローしてやるようになった。


ブラシを持ちつつドライヤーをかけてやり、終わると


「彩人くん、ありがとう。どうしても自分だとここまで落ち着かないんだよね。」
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