御曹司と幼馴染の彼女ー天然娘がオチるまでー
「うん、分かった。ありがとう。まだまだ雑用しか出来ないひよっ子だけど出来る事からコツコツやってくね!」


そう笑顔で返すと彩人くんも微笑んで頬にキスしてくれた。


「麻里花はコツコツと地道にやってく事が得意なタイプだからね。庶務課は向いてると思うよ。ただ、俺との事社内ではあれこれ言われるかもしれない。何かあれば直ぐに俺に言うこと。働く事がそれによってキツイなら部署移動や退職でも構わないからな?絶対に我慢するなよ?」


そう言って抱きしめてくれる彩人くん。
彩人くんの隣は心地良い。
何より落ち着く私の居場所。


「うん、ちゃんと言うからね。」


そうして結婚前夜も私達は仲良くくっついて眠りについた。


泉麻里花、明日には大好きな人と結婚します。
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