君と3日だけ、恋をした…。
あれから1週間。

陽太は毎日病院に来る。

そしてあたしの病室に来て学校の話をする。


「笑子って高校行ってんの?」

「一応ね」

「どこ??」

「…聖ヶ丘」

「…うおっ、すご。頭いいなぁ」

「どうも。陽太は?」

「…林跡です」

「ぷっ、頭悪っ」

「ちげーし、スポーツ推薦だし」

「なんの?」

「サッカー」

「…やば、強。去年、全国大会優勝してんじゃん」

「だろ?」


陽太とすごく仲良くなり、普通に友達になった。

でも、あたしには気がかりなことがある。

それは、陽太があたしを好きということ。

すごく想ってくれてる。

なんか、調子狂う。


「笑子の病気ってどのぐらい悪いの?」

「…生きれて8ヵ月」

「…まじか。なら、早く俺と付き合って元気になろーぜ」

「はぁ?そんなの無理に決まってんじゃん」

「そんな事言うなよ。悲しいじゃん」

「…今日は帰って。もうすぐ人が来るから」

「あー、なら帰るわ。またな」

「うん」


…本当はあと2時間後に来るんだけどね。

あたしも嘘つきだ。

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