私を助けてくれたのは…。
翌朝
「雛那ーおはよ」
「あ、大輔、結衣ちゃん おはよ」
「じゃ検査するからここでやれることはやっちゃお」
「何やるの?」
「採血、バイタル、レントゲン
ここでやるのは、バイタルと採血」
「はぁーい」
「じゃまず熱計って
その間に心音聞いて血圧測るから」
体温計を渡されて、脇に挟んだ
その間に大輔は心音聞いて、結衣ちゃんは血圧を測ってた
ピピピ…ピピピ…
「見せて?」
私は大輔に体温計を渡した
「36.5℃ 問題無いね
心音も大丈夫だったよ」
「血圧も平常でした」
「じゃ採血しよ」
私は首を横に振った
「雛那?退院したいんだろ?
大丈夫だから 俺がそばにいるから
な?」
「ほんと?」
「あぁ」
「じゃ、やる」
大輔は笑顔で私の頭を撫でてくれた