私を助けてくれたのは…。

LINEを閉じて少し寝よと思ったら、大輔が来た

「雛那ー散歩行かない?」

「行きたいけど大輔時間大丈夫なの?」

「大丈夫だよ、俺休憩だから」

「そっか
行きたい!散歩」

「行こ」

私は頷くと上着を着て大輔と手を繋いで外に向かった

「うわー!綺麗な青空だね」

「そうだな」

「空気も気持ちいいー」

大輔は優しい顔をしながら私の頭を撫でてくれてた

「いよいよ明日には退院だな」

「うん!学校行きたい」

「あぁ」

「学校行って、たくさん話して
残り1年間思いっきり楽しみたい」

「うん」

「大輔?」

「ん?」

「私を助けてくれてありがとう」

「いいえ
ただ、同棲しても定期検診には来てもらうな」

「うん」

「そろそろ部屋戻るか」

「うん」

私と大輔はまた手を繋いで病室に戻った
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