私を助けてくれたのは…。
しばらくしてから理沙が私の荷物を持って来てくれた
「雛那、大丈夫?」
「理沙、ありがとう。
大丈夫かな。とりあえず帰るね」
「うん。お大事に」
「佐伯さん、行きましょ」
「はい」
私は保健室の先生と帰った
私の家族は4人
・薬品会社で開発宣伝部課長のパパ
・看護師をしているママ
・陽南学院中学に通う2年の妹の彩羽(いろは)
共働きだから誰も家にはいない
「ただいま」
「おかえり。どうしたの?」
「ママはどーしたの?」
「今日は、彩羽の授業参観があるから休みなの」
「そうなんだ
実はさ、学校で熱出して今朝から喉も痛くて苦しいから早退したの」
「大丈夫なの?病院行きましょ」
「え…大丈夫だよ!行かないでも」
「ダメ!ほら着替えて」
私は無理やりママに病院へと連れてかれた