私を助けてくれたのは…。
たこ焼きの材料を買ってスーパーを後にすると車は高そうなマンションの駐車場へと入ってた
「大輔の家ってここ?」
「そうだよ。25階の角部屋」
「そうなんだ」
「行こ」
「あ、うん」
大輔は私の荷物とスーパーの袋を持ってくれた
持つって言ったら病み上がりだからって持たせてもらえなかった
家の前に着くと大輔はカードキーを挿した
「おじゃましまーす」
「雛那、違うだろ」
「え?」
「今日からここが雛那の家」
「あ、ただいま」
「おかえり、雛那」
大輔に抱きしめられた
「たこ焼きの材料切るから座ってて」
「大丈夫だから手伝うよ」
「じゃ無理の無い程度に」
「うん」