私を助けてくれたのは…。

「うーん…雑音あるなぁ
雛那ちゃん、入院しない?」

「え…入院?
入院は嫌だ」

「でも熱あるし
早く治せば早く退院させるからさ」

「うーん…」

「お母さん良いですか?」

先生は私が渋ってるからかママに聞いた

「はい。構いません」

「ちょ、ママ!」

「雛那、入院して治しちゃいな」

「イヤだ」

「わがまま言わないの!
帰っても辛いのは雛那だよ?」

「分かった…」

私は渋々入院を認めた

「じゃ先生よろしくお願いします
雛那、荷物持ってまた来るね」

「はい、わかりました
じゃ、山崎さん部屋に案内して」

「はい
じゃ、雛那ちゃん行こっか?
私は雛那ちゃんの担当看護師になる山崎結衣って言います。結衣ちゃんって呼んで?敬語は大丈夫だから」

「うん、結衣ちゃん
よろしくね」

結衣ちゃんと私は話をしながら病室に行った

病室は4人だった

・私と同い年の青田 柚芽(あおた ゆめ)

・中学2年の橋本 琉莉(はしもと るり)

・琉莉と同い年の中野 美羽(なかの みう)
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