悪魔な先輩の彼女になりまして……

いざ歩き始めようと思ったら、後ろから手首を握られ、捕まってしまった。





アニメのような展開。




ぐいっと私を引っ張り、



「また明日な、ナツメ」




耳元で囁く。




どくん、どくん、



胸が……暴れて言うことをきかない。





先輩の顔を見てしまったら終わりだ、と警報が鳴り、私はそのまま早足で家を飛び出した。




「お邪魔しました‼」




……ってあいさつは、きちんと忘れずに。





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