悪魔な先輩の彼女になりまして……
第6話
一途なんて信じられない。
次の日も、同じ朝がきた。
1週間、何も変わらない朝。
玄関を開ければ爽夜先輩がダルそうに立っていて。
いつも先輩の方が早いんだ。
待たせちゃ悪いと思い、早めに家を出たことがあったが既に先輩はいて。
その日私がいつもより早いことに先輩は気付いて、待ち合わせは7時半丁度だ、と言われた。
だから私はぴったりに家を出るようにしているけど、先輩が遅れたことは一度もない。