悪魔な先輩の彼女になりまして……
だ、だだだって‼
「先輩、ここ学校ですよ……?」
「んー。もーちょい」
「…………」
どうしよう。
先輩の顔を見なくて済むだけマシだけど。
それにしても、この体勢は……。
ドキドキと胸が鳴ってる。
ぎゅっと抱き締める力が強くなった気がした。
「……どうしたんです?」
先輩がこんなことするのは滅多にない。
意外に“そういうこと”をしてこない先輩を見ると、やっぱり気持ちがないからかな……と1人で納得していた。