悪魔な先輩の彼女になりまして……

「ナツメっていい恋愛してこなかったんだ?」



「……はい」




話題を振ってくれたのは先輩の方で。



さっきお母さんとも話していたことだ。




「ふーん」



詳しく聞きたそうな雰囲気の先輩だけど、聞いてはこない。








「去年……私二股かけられてたんですよね」



「…………」




自分から話始めてしまった。




言ってから少し後悔したが、仕方ない。こうなったら話そう。




「二股っていうか……私が遊び相手で。セフレ関係になりたかったみたいです、向こうは」



< 228 / 480 >

この作品をシェア

pagetop