悪魔な先輩の彼女になりまして……

そんなこと微塵も思ってないのに、そう反応している。



どうかしてるんだ、私は。




……あ、お礼言うの忘れちゃった。最悪だ。



「はぁ」と無意識に溜息をついたあと、私も自分の家に入った。






「あ、来た来た」



「え?何お母さん」



「あんた、せっかく爽ちゃんが付き合ってくれてるんだから、手放すんじゃないわよ?」



「は……?」



「結婚まで持っていきなさいよっ」



「……は、はぁ……」



< 247 / 480 >

この作品をシェア

pagetop