悪魔な先輩の彼女になりまして……
「俺の大事な彼女ちゃんに手ェ出すとは……いい度胸してんじゃねぇか」
俺の大事な彼女ちゃん……
そのフレーズが頭の中でぐるぐる回っている。
俺の?
大事な?
彼女?
いい響きだな……
……って、何言ってんの私‼
「大丈夫か?……って。大丈夫なわけないよな」
「…………」
「どうしてほしい?」
「どう……って……?」
「選択肢は……そうだなー。1、このままヤる。2、ホテルに直行」
「いや、あの。選択肢がおかしいです。いやらしいです」