悪魔な先輩の彼女になりまして……

い、言わなきゃよかったぁぁぁ。



先輩の反応を見て強く後悔する。





何言ってんだろ、本当に。



私、熱でもあるんじゃないだろうか。




でも、先輩のシャツの裾を握りしめちゃってる私って……。




教室に行けばみんながいるけど、今は先輩といたい。



ただ素直にそう思う。





「……ナツメ、今なんて?」



「は!?二度も言わせる気ですか!?
無理です‼ちゃんと聞いてたじゃないですか‼」



「悪ィ、もう一回」



「……先輩と一緒に……いたいです」



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