悪魔な先輩の彼女になりまして……

―――――
―――


今日は玲乃ちゃんと念願のケーキバイキングに来ている。




先輩にも寛太にも断られたから、玲乃ちゃんを誘った次第なのである。





「……はぁ」



「どーしたの?さっきから溜息ばっかり。やめてよ、せっかくのスイーツが不味くなるわ」



「ひどいです玲乃ちゃん」




それはないよね。


ちょっと傷つくよ。



確かに溜息は悪かったよ、うん。
無意識なのがまた怖いけど、確かに私は最近溜息が多いと思う。



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