悪魔な先輩の彼女になりまして……
第11話
自由権に反しているじゃないか!?
「あ、寛太おはよ」
「おは……よ!?」
私を見るなり、カッと見開かれる2つの目。
「ちょ、ちょちょちょ待て」
「ちょうちょ?」
「いや、違う。お前ソレやべえぞ?どーした一体。そのまんま学校行くきなのか?」
ソレってなんだ。
どうもしてないのだが。
私はいたって普通。感覚的には。
「お前、後ろに死神ついてんぞ」
「…………はい?」
何を言いだすんだ、寛太さん。