悪魔な先輩の彼女になりまして……
“ナツメ、好きだ”
先輩の気持ちはどこにあるんだろう。
先輩の本心?そんなの、知りたいに決まってるじゃあないか。
私は走りだした。
どこにいるかなんてわからない。でも急いで、急いで、校舎内を走る走る。
教室にいるかな。ていうか、学校にいるかな。
先輩のことだから、サボってどこかに行ってるかも。
「ああ‼カピバラ先輩‼」
「ん?ナツメちゃん?ていうかその呼び方やめようね。どこで聞いたか知らないけどクラスの奴が真似して……」
「先輩は?爽夜先輩いますか!?」