悪魔な先輩の彼女になりまして……

くそう‼どこに言ったんだあの野郎‼



いない、いない。


3年のフロアにはいないのかな。



3年生がうじゃうじゃいる中で走るの嫌だな。

昨日も走ったけど。うわ、恥ずかしい自分。






そして最終的にたどり着いた場所。




「……はっ、はぁ……せ、先輩‼」



爽夜先輩は屋上にいた。



さっきとちっとも変わらない空の色。それがどこまでも広がっている。




「……ナツメ?」



先輩は不思議そうに目を見開いて固まっている。



< 417 / 480 >

この作品をシェア

pagetop