悪魔な先輩の彼女になりまして……
第4話
案外かわいーじゃねぇか
「…………あ」
ドアが開いた。
頭をかきながらダルそうに出てくる先輩。
今日はデート当日、日曜日。
天気にも恵まれ、テンションがハイかと思いきや……
「え、ちょ、なんでそんなにテンション低いんですか。だるそうな感じなんですか、デートですよ?デート」
「うっせぇな、つかなんだその格好」
「え?ダメでした!?そんなダサいですか!?嘘ぉ……」
結構可愛い服選んできたのに。
袖の広がったコットンワンピにショートブーツ。
暑くもない、寒くもないこの季節には丁度いい。