悪魔な先輩の彼女になりまして……
第2話
嫉妬なのか、これは。
「おーい、ナツメー」
あれ、まだ夢の中なのかな。
目を擦ってパチパチと瞬きをしてもう一度前を向く。
何故、あの人が朝から私の家の前にいるんだろうか。
いやあいつは確かに私の隣の家に住んでいるのだから、別に問題ないのだけれど。
……いやいや!問題あるよ‼
ありまくりだよ‼
「おい、早く出てこいや」
ドアの隙間から様子を見ていた私に、悪魔の声が……