僕等の法則
職業─殺し屋
空は青く塗られている。
地面のアスファルトは黒く滲んでいる。

今の自分はというと
どちらかといえば地面の方に近いのだろう。

そんな事を考えながら
今日も重い足を引き摺り学校へと向かうのだった。
季節は春の終わり

丁度、制服が少しずつ暑苦しいくなる頃

さくらが一番嫌いな季節だ。

この時期になると、どうしても消えない記憶が頭の中を木霊するのだった。

しかし今は学校が優先である。
さくらは時計に目をやり少し走りながら門を目指した。
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