僕等の法則
「実はな、告白されてん!」


「またなんだ。」

愛理はよくモテる。
その為このパターンをさくらは何回も経験していた。


「それで、どうするの?」


「OK…しようと思うねん。」

さくらは何も言わなかった。
「前から気になってた子やったし」


愛理は懸命に説得した。


「いいんじゃない?愛理が決めた事なら私は文句を言わないよ。」

さくらは振り返り夕日を見た。
「雨、降らなかったね。」



「うん!!」

愛理は彼女の不器用な優しさが大好きだった。
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