僕等の法則
次の日
さくらと愛理は二人で学校に向かっていた。
その時
自転車のブレーキを勢いよく切る音が聞こえた。
さくらと愛理のすぐ横をその自転車は通って行こうとしていたのだった。
しかし二人とも自転車を軽くかわす事くらい出来る。
すると少し前で危ない自転車が止まった。
「なんなん、あの自転車は。」
さくらは自転車に乗っていた奴の服装を見ていた。
「あれって…同じ学校の制服だよ。」
愛理もさくらに言われて気付いた。
「でも茶髪は校則引っ掛かるんちゃう?」
確かに二人の通っている高校は校則が厳しい。
しかし、自転車の持ち主は同じ高校の制服を来ている。