僕等の法則
「ありがとうございました〜!」

気がつけば観覧車は地上に着き、係委員の声で桜はハッとした。


「愛理呼んでくる」


そう告げるとさくらは人混みの中に走って行った。



一人残された優馬は近くにあったベンチに座り込んだ。

「何やってんだよ…俺」

あの時のさくらの表情

あの言葉


優馬には諦めきれなかった。
< 38 / 43 >

この作品をシェア

pagetop