カミレンジャー! その5
「えっと、ごめん・・・。俺、これからはちゃんと働くよ。お茶くみでもコピーでも何でもやるから・・・。」

「もう遅い!」

 言うと、白井は指を鳴らす。

 そして背後から現れる二人の影・・・。

 まぁ、出番なかったから、出るならここだろうと思っていたけど・・・。

「レッド・・・ピンク・・・?」

 律儀に反応したのは恵だった。

「まぁ、出番なかったから、出るならここだろと思ってましたけどね・・・。」

 実くん、それ俺が今言った。

「ごめんブルー!」

 突然現れて、両手を合わせてあやまるピンク

「すまないブルー!」

 レッドも同様にあやまる。

 ・・・・・なんで二人が俺にあやまるのだろうか・・・。

「二人には、他のメンバーに内緒で報告書を作成してもらった・・・。もちろん、青山、貴様の職場態度に関してのだ・・・。」

 げ・・・。

 もしかして・・・。

「なにせ、公務員は簡単にはクビにはできないのでな・・・。しかし、コレがあれば十分だ・・・。」

 うっ・・・。

 青山の背中に冷たい汗が流れる・・・。

 まさか・・・

 まさか・・・。

「青山茂・・・貴様を本日を持って、カミレンブルーより、解雇する!!」

「え?」

「うそ?」

「え?・・・・えぇえええ!!!!」

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