戻らない時間 思い出と共にまた会いましょう
タイトル未編集

高校を卒業した。

好きな人に告白できないまま卒業してしまって後悔と安心に心苦しい。

私が好きになった人は決してカッコ良い訳ではない、勉強もとても出来るわけでもない、運動はなかなか出来ていたけれど、別に特別好きになる要素は無かった、と 言うより恋愛を避けていた私には異性を好になる瞬間なんてこれから人生生きていく中で二度とないと思っていたのに、まさか文化祭前夜祭、軽音部の演奏で好になるなんて信じられなかった。

約一年恋愛感情なんてどっかに捨てて来て色あせていた私にまた色を与えてくれたのは彼のギター姿だった…

普段はやる気なんてなく髪の毛で目は見えない暗めの彼はとても輝いて笑っていた、後から知った事だが音楽が好きで音楽系の所に進学したと知った。

とりあえず仲良くなるために話をしないと、友達に相談した時に話してみなと言われて話しかけるチャンスを見計らっていたが、普段彼はほぼ男子としか話したりしない、私も女子としか話しはしないため声をかけると珍しと噂されるのが怖くて、話しかけないでいた。

卒業も近づき気持ちが焦って特に話したことも無いのにLINEを交換しようなんて考えてしまった、放課後美術室掃除が終わり彼が一人でいるのを見て思わず

「ぁ、あのさ!」

「ん?」

「もし、嫌じゃならったなんだけど、ら、LINE交換しない?」

うわあああ!何を口走ってるんだ私は!!特に話したことないのに交換できるなんてn..

「いいよ?」

ええええ?!!驚きのあまり頭が真っ白になって何を言えばいいのか分からなくなった

「っえ、ありがとう」

少し笑ってそう言った。

スマホを操作しながらふと彼が

「ん、なんで?」

今頃か!?その疑問最初に出るものじゃないの?!そんな事を思いながら空っぽの頭から出た言葉は

「んと、話ししてみたいと思ったからかな」

答えになってない答えに彼はふーんと一言言ってQRのカメラをこちらに出した、行動が止まっていた私は慌ててQRを出して読み撮ってもらった、ありがとう、そう言うと彼は帰ってしまった、どんな顔をしていたのか恥ずかしくて見れなかったが、階段を降りる音は軽やかで無性に面白く感じ、ニヤニヤ笑いが止まらずトイレに逃げ手洗場でうるさい心臓を聞いていた。

ちょっとの勇気で絶叫マシーンにでも乗って来たんじゃないかってぐらいドキドキした、やっと一歩踏み出せたのが嬉しかった。

まだ未完成です
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