the bonds of friendship





月だけが亮を照らす。
お墓に刻まれた章大の字に手をあてる。

   
「…。」


声を殺して泣く亮。
拳で何度も何度も地面を殴りつける。
赤く滲んでいく手。
その手を見つめる亮。
   


「…何で…何で…。俺は…生きてるん…。」
   

ズキン。

頭に電流がはしる。

   

「…俺が…俺が死ねばよかってん。」



ズキン。

   

「っう…。」




痛みが増して行く。

ズキン。

   

「ぅぅぅうううわあああああああ。」




絶えられない痛みに
頭を抑え倒れこむ亮。
痛みは弱まることもなく亮を襲う。 
   







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