the bonds of friendship
夜の病院は昼間の活気さがなくなり不安を誘う。
出入りする人々は少なく。
壁にもたれかかりポケットからライターを探す。
煙草に火をつけ一口吸うと煙草を地面に落とすと
靴で煙草を消す博貴。
ピーポーピーポー。
救急車のサイレン。
病室の夜間、裏口へ止まる。
慌しくなる病院。
救急隊員が患者をストレッチャで運ぶ。
「亮。」
目の前を通り過ぎようとする
ストレッチャに目を奪われる。
ぐったりとした亮が横たわっている。
「亮。」
亮の傍へとかけつける。
「君、この子の知り合い?」
「…はい…。」
驚きで声にならない。
「一緒にきて。」
隊員と医者とともに病院へと入る。