the bonds of friendship
定期的な機械音に包まれた病室。
亮に繋がれた機械。
細い腕には点滴が繋がれ
青白かった顔に徐々に血の気が戻る。
ベッドの傍らで亮の手を握る博貴。
1つ1つ丁寧に亮の身体からはずされていく機械。
最後に点滴を確認する看護士。
「もう大丈夫みたいやね。」
心配そうな博貴に笑顔をむける。
バタバタ。
廊下から響く足音。
勢いよくドアが開く。
「亮は?」
息をきらして走りこんでくる すばる 信五 裕 隆平 忠義。
「もう大丈夫みたいや…。」
ホッとした表情を覗かせる博貴。
「今は眠ってるだけ。騒がしくしないでね。やっと落ち着いたんやから。目覚まし
たら呼んで。」
カルテを手にすると部屋を後にする看護士。