the bonds of friendship
真実の記憶
雲一つない青空。
日差しが燦燦と降りそそぐ中
バイクで感じる生暖かい風。
亮にしがみつく章大。
「なぁ。運転かわってや。」
運転席の亮に大声で叫ぶ章大。
「何やって?聞こえへん。」
「せやから運転したい。」
さっきより声を張り上げる。
「何?」
風が2人の会話を邪魔する。
「ちゃんと摑まっときや。」
スピードを徐々に上げていく亮。
前を走っている信五と裕を追いかける。