the bonds of friendship








星の輝き。 
月明かり。
夜風。
お花を供え手を合わせる亮。
   



「ちゃんと見てるか?俺等のこと。雛乃はもう大丈夫や。約束したやろ?ええやつちゃんとおったろう?安心せいや。」


ポケットから煙草を取り出す。


   

「ってお前妬いてるやろ?博貴に雛乃とられて。目に浮かぶわ。お前の今の顔。」




ライターで火をつけ一口煙草を吸う亮。
   

「せやけど雛乃に幸せになるんや。そっちで祝福したりん?ちゃんと雛乃が幸せになるんまで見守れや。ほな、うるさいやつおるで。そろそろ行くわ。」






火のついた煙草を章大の眠るお墓へと置く。
その横には真新しい煙草とライター。









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