溺愛スイートライフ~御曹司に甘く迫られてます~
寝室に入った新條は花梨を抱いたままベッドの縁に腰掛けた。花梨は新條の膝の上に下ろされる。
灯りは点いていない。カーテンも引いてある。けれど、外は昼下がりの陽が燦々と降り注いでいて、部屋の中は十分明るい。互いの顔がはっきりと見えるくらいに。
少しの間黙って見つめ合ったあと、どちらからともなく唇を重ねた。キスはしだいに熱を帯びて激しくなっていく。
その熱に浮かされたように、互いに相手の着ているものをはぎ取った。そして最後は自らすべてを脱ぎ捨てて、絡まり合うようにベッドに倒れ込む。
五年分の想いを、新條は激しく花梨にぶつけた。