恋 ~余命1年ってなんですか?
____「返事は、ゆっくりでいい」


室長が、私に惚れてる?


怖い


人生初のモテ期を36歳で迎えるとは…




出張の報告書を作り
布団に入ると疲れのせいか

すぐ夢の中


西田君と室長が私を急かす

〝課長!俺を好きになって!〟

〝川谷!俺と付き合え!〟


って、夢を見た翌朝

会社に行くのが憂鬱で仕方ない



公私の区別は、つけないとね!



気持ちを切り替えて出社


早速、室長に出会す

「おはようございます!」

「おう。おはよう」



気まずい


「課長お帰りなさい!!」

「ただいま」

西田君!
室長にも言いなさい!



まるで夢の続きみたいな感じで
エレベーターに3人



仕事だぞぉー!!!



って、なんとか昼になる

「康太!!大変なことになったの!!」


室長からの告白と夢の話しをした


「ひぇ~室長からねぇ~西田ピンチ」


面白がってる…


「康太?私の味方してよ!
私、九州まで行ったのよ!?
しかも、半年間月1通うんだからね?
誰のせい?」


「俺!」


にっこり笑う整った顔が憎たらしい


「どっちも選ばないとするでしょ?
そしたら、2度と私を好きって人に出逢わないと思うの!
困ったことに、私…どちらにもドキドキしないの!恋って、どうやってするの?」

「理江…」

康太の言葉を期待して見つめる


「俺にわかると思うか?」


!!!!!



そう、私達

恋愛経験ないんでした


「でも!康太好きな人いたじゃん!」

「それは…」



それは…???



「一目惚れ的な?
ほら、俺って勘で生きてるからな!」



相談相手を間違った


知ってる2人に一目惚れ的な?無理でしょ











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