恋 ~余命1年ってなんですか?
さらば!幼なじみ!
______幼稚園の頃からずっと

私の隣には、康太がいた

手を繋いで帰るのは、当たり前のこと

肩を組んだり、腕組んだり

毎日一緒に、ご飯食べたり

私の部屋に泊まるのだって

私の部屋に、康太の着替えや歯ブラシがあることも

みーんな当たり前だった



「鈴木課長も恋愛経験ないでしょ!?」



昨晩タニちゃんは、言い当てた


どうやら無駄に整った顔のせいじゃなく
私のせいで

本命→私  
康太の告白は、遊びと思われていた

私に至っては、康太と付き合っている
もしくは、他にいる

と、思われていたそうだ



タニちゃんからの禁止令が出て

実家暮らしの康太は、皆と同じ電車
私は、1人で帰った


康太に愚痴を言いたかった

それに…

多分、康太は私に話したいことがあった


夕食に誘ってきた時から

そんな気がしてた






今日から、私達は別々にお昼ご飯を食べる
















「川谷、例の件
俺から返事を出しておいた
武田社長直々の仕事だ
断れば、うちの会社の信用に関わるからな」






がぁーーーーーん






私は、皆がお昼ご飯に行ってしまうなか

机に伏せた




完全に食欲無くした




「課長!行きましょう!」

「ごめん…タニちゃん
私、今ショックで食欲無くしたの」

「皆でならどう?」


康太が提案した


「康太と2人で愚痴言いながら食べたい」


本心を言ってみた


「よし!皆で行こうか!」


私の意見は???






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