恋 ~余命1年ってなんですか?
向かい合わせで座ると
「朝から西田と話してたな」
「え…はい」
「西田ってことか?」
「……」
「それを言う為に呼んだのか?」
「いえ……あの……」
怖い
やっぱり、職場の真生さん怖い
「私…… 仕事を休みたいんです
無理そうなら、退職を…」
「ふざけてるのか?」
「え…」
「俺がそんなに嫌かよ?」
「ちがっ…」
真生さんは、立ち上がると部屋を出た
「待って下さい!室長!!」
追い掛ける私の顔のすぐ横
会議室の壁をバンッと殴った
「きゃっ」
私は、真生さんを傷つけたんだ
凄い音だったから
皆が固まってる
真生さんは、オフィスを出て行った
私は、怖かったのと取り戻せない恋に
涙を流した
「大丈夫ですか!?」
慌てて涙を拭いた
声を掛けてきた部下に、笑顔を返す
「大丈夫よ」
デスクに戻る
お向かいの康太が話し掛けてこないことが救いだ
今、優しくされたら号泣しそうだもの
「朝から西田と話してたな」
「え…はい」
「西田ってことか?」
「……」
「それを言う為に呼んだのか?」
「いえ……あの……」
怖い
やっぱり、職場の真生さん怖い
「私…… 仕事を休みたいんです
無理そうなら、退職を…」
「ふざけてるのか?」
「え…」
「俺がそんなに嫌かよ?」
「ちがっ…」
真生さんは、立ち上がると部屋を出た
「待って下さい!室長!!」
追い掛ける私の顔のすぐ横
会議室の壁をバンッと殴った
「きゃっ」
私は、真生さんを傷つけたんだ
凄い音だったから
皆が固まってる
真生さんは、オフィスを出て行った
私は、怖かったのと取り戻せない恋に
涙を流した
「大丈夫ですか!?」
慌てて涙を拭いた
声を掛けてきた部下に、笑顔を返す
「大丈夫よ」
デスクに戻る
お向かいの康太が話し掛けてこないことが救いだ
今、優しくされたら号泣しそうだもの