恋 ~余命1年ってなんですか?
ガチャッ



「課長!!マジ~?会いたかったぁ~!!」


どんだけ嬉しいの?
玄関先で抱きしめられる


「ぐるるるきゅるるるる」


「ふふっ お腹すいてるんだ?」


「課長~会いたかったぁ~」


ハッ!!!


「西田君!!離れなさい!!
彼女が見たら誤解するから!!!」


「彼女?いないけどぉ~
俺は、課長がいたらいんです!」


「よくわかんないけど彼女いないのね?
なら、お粥作るから寝てなさい!
その前に、着替えて!汗臭い!」


「!!!ごめんなさい!!!」


急に飛び退き、バタバタと奥へ


あがって良いの?

おーーーい


!!!


上半身裸で、体拭きながら戻ってきて

ふにゃぁ~ん

と、だらしなく笑って

また、抱きしめられる


「ちょっと!!はだ!裸で抱きつかないで!
離れて!!」


西田君は、ショボンと離れ
私の手を引き部屋にあげてくれた

私をソファに座らせてから
スウェットに着替え

「だから!!なんで抱きつくのよ!!!
お粥作るから布団で寝てて!!」


西田君ったら、風邪ひくと甘えるタイプなのね! 危険だ!


お粥を作ってても
後ろから抱きついてくる



「危ないから離れて!」

「寝てる間に課長が帰ったら、さみしい」

「……帰らないから!」

「泊まってくれるんですか!?」

「いや…泊まるわけないでしょ!!」






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