お前のために俺はいる
約束
「冬馬、今日ヒマ〜??」


やたらとテンション高めの声。


「ん?何で?」


こいつの誘いはいつもろくなことじゃねぇ。


「今日遊ぼうぜ〜♪」


後ろから俺の肩を勢いよく引き寄せたそいつを見て小さなため息をついた。


「ったく、、、痛てぇな、、、」


「あらら、またそんな怖い顔しちゃって〜。イケメンが台無しだっつぅの!!冬馬く〜ん」


ふざけた口調でそう言うとわざと俺の髪をクシャっとさせた。


「うぜぇな、、、相変わらず、、、」


「なぁ、今日ヒマだろ??」


「ヒマじゃねぇよ。バイトあるし」


俺は適当な嘘をついて、そいつの手をふりほどいた。
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