お前のために俺はいる
由奈の家の近くまで来ると、


「私は冬馬が好き、、、。ずっとこうして冬馬の隣にいたい」


繋いだ手を離すのがお互いになぜか嫌で、歩く足が止まっていた。


「ずっと隣にいろよ」


由奈の言葉に俺は強く由奈を引き寄せていた。


俺の腕の中にいる由奈を心から好きだと思った。


「うん。ずっと隣にいる。ずっとそばにいる」


「約束だ、、、俺達の」


俺はそう言うと、抱きしめた由奈にキスをした。


「好きだ、、、由奈」


唇が離れると、


「私も冬馬が好き」


今度は由奈から俺に唇を合わせた。


俺も由奈も初めてのキス。


お互いに気持ちを伝え合うキスだった。
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