お前のために俺はいる

覚悟

「あのね、、、」


ゆっくりと話す優しい声。


穏やかで心地よさまで感じてしまいそうなその声を、


嫌だ、、、、、


「由奈が、由奈がね、、、」


嫌だ、、、聞きたくない。


俺の身体中の何かが拒否するように、、、


聞きたくなかった。


「もう、、、ダメかもしれない、、、」


こんな言葉、、、。


「昨夜からね、、、」


「もういいです。それ以上は言わないでください」
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