お前のために俺はいる
江藤はクラスの中でもよく目立つ。


背も高くて、彫りの深い顔立ち。


派手な髪色やら見た目もそうだが、声もやたらとデカいし、態度もデカい。


江藤の周りはいつも賑やかだ。


こいつの周りではいつも笑いが絶えない。


俺はどちらかと言えばその逆。


江藤とは正反対っていうか、、、。


なるべく目立ちたくないし、友達とつるむのも好きじゃない。


1人でいるほうが気がラクだから。


「相変わらず、何考えてるかわかんねぇ奴だな、、、あ〜あ、、、冬馬誘えなかったらクミちゃんと遊べねぇじゃん」


江藤はそう言い残し、俺から離れていった。


何度断っても誘ってくる、へんな奴。


それが江藤だ。
< 4 / 39 >

この作品をシェア

pagetop