お前のために俺はいる

日常

「おいっ、もういい加減起きろよ〜」


「冬馬〜!!起きろ〜」


耳元で大きな声が俺を呼んでゆっくり目を開けた。


「ん??なんだよ、、、うるせぇなぁ、、、」


俺は目をこすりながら、顔をあげた。


「冬馬、お前さすがに寝過ぎだろっ?」


俺を呆れ顔で見ていたのは江藤だった。


「授業始まってもずっと寝てるし相変わらずいい度胸してんなぁ」


「寝てた??マジか、、、爆睡してたわ、俺」


「田上怒ってたけどさ、冬馬が全然起きないから呆れてそのまま授業すすめてたぜ」


「やべっ、、、次の田上の授業、絶対俺怒られるじゃん」


「今さら焦ってどうすんだよ、自業自得ってやつだな」  


江藤のニヤついた表情にイラっとしたけど、


「なんかすげぇ夢見てた気がする」


江藤のことより、見ていた夢のことが気になった。


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